ちょこっと撮影テクニック
実践編
光学ズームと絞りを使って効果的な演出をしよう!
これまでカメラが備える機能についてひとつずつ取り上げてきましたが、今回は光学ズームと絞りを組み合わせた、より効果的な背景の処理、そして写真の演出について紹介します。
光学ズームは先に紹介したとおり被写体だけでなく背景も大きくなります。被写体が花の場合、背景にいろんな植物の葉っぱや木の枝などがあるため背景がゴチャゴチャしてうるさくなり、しかも被写体を浮かび上がらせることが困難になりがちです。そんなときは、あえて被写体から離れて光学ズームでグッと寄ってみましょう。そうすることで被写体とともに背景の葉っぱや木の枝も大きくなるので、意外にスッキリと処理されることに気づくはずです。その状態で絞りを開放(F値を小さく)すると更に背景がぼやけ、人の目では見ることのできない違った効果が現れてきます。具体的にどのような効果が現れるのか、以下にサンプル写真を添えて紹介します。
使用カメラ : NIKON COOLPIX 5700
レンズの焦点距離 : 8.90mm
レンズの焦点距離 : 23.70mm
レンズの焦点距離 : 44.70mm
レンズの焦点距離 : 71.20mm
レンズF値 : F7.4
レンズの焦点距離 : 71.20mm
レンズF値 : F5.9
レンズの焦点距離 : 71.20mm
レンズF値 : F4.2
いかがでしょうか。一輪の花がカメラの使い方しだいで大きく違って見えることが分かっていただけたかと思います。これまで背景をぼかすことについて書いてきましたが、じつはこの方法を使って光を美しく表現することもできるのです。まずは下の写真をご覧下さい。
レンズの焦点距離 : 71.20(mm)
レンズF値 : F4.2
キラキラ光る木漏れ日を光学ズームで寄って撮影すると、このように光の玉(俗いう丸ボケ)となって現れます。これも印象的に演出する方法としてよく使われているので、みなさんもぜひ挑戦してみましょう。木漏れ日のほかに、窓ガラスや車のフロントガラスに反射する太陽光、夜間のイルミネーションなどでも同様の効果が得られます。ただ一つだけ覚えておいてほしいことがあります。光の玉を表現するには絞りを開放(絞り値を最小)に設定して撮影しましょう。少しでも絞られていると完全な丸にならず、八角形(カメラの機種にもよります)のように円の周囲が角ばってしまうので注意が必要です。
いかがでしたか?ちょっとした工夫で背景をうまく処理できるうえに、より印象的な写真に仕上がることが分かっていただけたと思います。光学ズームを備えたカメラでしたら、あえて被写体から離れてズームで寄ってみる、あるいは絞り値を調節できるのであれば絞りを変化させてみる、というふうにいろんな方法を試してみてください。もし素敵な写真が撮れたなら、ぜひ みんなのフォトギャラリー に投稿してください。
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