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表現力がアップする第一歩!光学ズーム

「ズーム」と聞くと「離れた被写体を大きく写す」というふうに認識している方が多いと思います。たしかに、それはそれで正しいことなのですが、ただ「離れた被写体を大きく写す」ことだけにとらわれず、あえて「近くの被写体から離れてズームを効かせる」ということを試してみると、また違った効果を表現することができます。下に光学ズームを使ったサンプルの写真を3枚載せてあります。被写体だけを見るのではなく、背景にどのような変化があるのかを見てください。

光学ズーム解説画像1
【1枚目】
ズームを効かせていない標準的な写真です。手前の「お願い猫」と後ろにある「木彫りのフクロウ」との位置関係がよく分かると思います。
光学ズーム解説画像2
【2枚目】
被写体から少し離れて軽めにズームを効かせてみました。この写真の焦点距離は22.3ミリ。撮影に使ったNikon COOLPIX5700のズームを効かせない標準状態の焦点距離が8.9ミリなので光学ズーム倍率は22.3ミリ÷8.9ミリ=約2.5倍となります。背景のフクロウが大きくなっているのに気づきましたか?
光学ズーム解説画像3
【3枚目】
更に被写体から離れて、もう少しズームを効かせてみました。この写真の焦点距離は41.1ミリ。光学ズーム倍率を計算すると41.1ミリ÷8.9ミリ=約4.6倍です。後ろのフクロウがずいぶん迫ってきているように見えます。

この3枚の写真を見て気づいたと思います。まず一つは背景が大きくなるということ。ズームを効かせているので当然と言えば当然なのですが、このような効果があることを知っていると写真の表現にひと味加えることができるのです。そしてもう一つは、少しですが背景がぼやけるということです。背景がごちゃごちゃしていて被写体がクッキリ浮かび上がってこないような場合は、このような使い方をすると、被写体にだけ焦点を合わせてスッキリした写真に仕上げることが可能になるわけです。例えば次のようなケースを想像してみてください。

あなたは大きなお花畑を前にしてます。そこにはたくさんの花が咲いています。一つひとつの花をじっくり見ていると、とても気になる花(印象に残る花)がありました。さて、この花を撮影したいのですが、もし上のサンプル写真1枚目の撮り方をするとどうなるでしょう。気になった花の両側や後ろに咲いている花が、かなり広い範囲で写り込んでしまいます。出来上がった写真を見てみると、ただ「お花畑を写した写真」になってしまい、気になった花は主役を果たしていない…そのような結果が予想されます。しかし、あえて光学ズームを効かせ、気になった花にピントを合わせて撮ってみると、気になった花がクッキリ写って主役となり、周囲の花が少しボケることによって更に主役を引き立てることになります。

ただし、背景と被写体との距離が近いと、光学ズームだけでは背景のボケ加減が小さくなります。上のサンプル写真ですと「お願い猫」と「フクロウ」の距離がおよそ15センチ。この距離が近くなればなるほど、背景の「フクロウ」がハッキリと写り込むことになります。もっと背景をぼかしたいときは次に説明する「マクロ」や「絞り調節」を組み合わせることで、より印象的な写真に仕上げることができます。まずは、ご自分のカメラで光学ズームを使うか使わないかでどのような変化が写真に表れるかを試してみてください。

ところで「焦点距離」というのはいったい何でしょう?簡単に言うと、画像を記録するCCDとレンズの中心までの距離のことです。レンズまでの距離が近いと画角は広くなりワイドな感じに写りますし、逆に距離が長くなると、画角が狭くなり被写体が大きく写ります。その違いは上の3枚の写真を見比べてみるとよく分かりますね。

光学ズーム 参考作品

光学ズーム 参考作品1
【広角(ワイド)】
光学ズームの使用を控えて広角(ワイド)で撮影しています。風景など広い範囲を画面におさめたいときに有効です。
光学ズーム 参考作品2
【望遠(ズーム)】
光学ズームを効かせると、被写体が大きくクローズアップされるほか、背景の映り込みを極力おさえることができます。ある被写体を際立たせたいときに有効です。

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